Method of and device for judging brilliance of diamond
专利摘要:
公开号:WO1991012517A1 申请号:PCT/JP1991/000143 申请日:1991-02-06 公开日:1991-08-22 发明作者:Kinsaku Yamashita 申请人:Yamashita, Masayo; IPC主号:G01N21-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 ダイヤモン ドの輝き度判定方法及び装置 技術分野 [0002] 本発明は、 ダイヤモン ドの輝きの度合いを判定する ための方法及びその実施に用いる装置に関するもので ある。 背景技術 [0003] 従来、 ダイヤモン ドは 4 C、 すなわちカラ ッ ト、 ク ラ リティ 一、 カラー及び力 ッ 卜の 4つの基準で評価さ れており、 これらは鑑定書に評価基準と して記載され ている。 [0004] しかし、 一般の消養者が目で判別できるのはダイヤ モン ドの大き さ (カ ラ ッ 卜 ) だけであ り、 他の評価基 準については簡単に見分ける こ と ができない。 このた め、 一般消費者はダイヤモン ドに添付された鑑定書を 信用 して購買する しかなく、 また、 販売店の店員でさ えこの鑑定書に頼っているのが実情である。 [0005] ダイヤモン ドの質の良し悪しは人間の手によって変 えることはできないが、 その輝きは石のプロポーショ ン及びカツ 卜の良し惠しによ り大きな影響を受ける。 本来、 宝石と してのダイヤモン ドの一番の価値はそ の輝きである答なのだが、 その一番大切な輝きについ ては鑑定書では評価されていない。 [0006] しかし、 これは輝き度を判定する方法がない現状で はやむを得ないこと といえる。 輝きの度合いを確認で きないがために、 石の大きさ (カラッ ト) だけを全面 に打ち出した販売が永年続けられている。 [0007] そして、 カッ トメーカ一も、 一般に認知されにく い 輝きよ りもカラッ トが直接価格に反映されるため、 一 つ一つの原石から如何に歩留の良い、 つま り大きい宝 石を作り上げるかにウェイ トを置いている。 [0008] カツ トメ一カーの中には真面目に最高のプロポーシ ヨ ンにカッ ト している者もいるが、 その輝きの素晴ら しさ を判定できないため、 その付加価値を評価して く れるユーザ一は少ない。 そのため市場に出回っている ダイヤモン ドのプロポーショ ン及びカ ツ トは様々であ リ、 同じカラ ッ トのダイヤモン ドでも輝きの程度が全 く異なる場合が多々ある。 発明が解決しよう とする課題 [0009] しかしながら、 素人にはダイヤモン ドのカ ッ トの良 し悪しを鑑定する技量はなく、 カラッ トを重視し過ぎ るあま り、 カッ トの悪いダイヤモン ドを購入してしま う こ と も少な く ない。 [0010] そこで本発明は、 従来、 専門家の技量によっても難 しかったダイヤモン ドの輝き度の判定を、 技量とは関 係なく機械的に誰にでも行なう こ と ができ る方法及ぴ 装置を提供する こ と を 目的とする。 発明の開示 [0011] このような目的を達成するため、 本発明では以下の よ うな方法によ り、 ダイヤモン ドの輝きを判定する。 この方法では、 凹曲面状、 好ま し く は半球状のスク リ —ンと、 該スク リ ーンの中央部から光を発する光源と を備えた手段を用いる。 前記スク リーンの凹曲面また は半球面によって仮想形成される球のほぼ中心と前記 光源と を結ぶ線またはその延長線上にダイヤモン ドを 置く 。 この際、 ダイヤモン ドのクラウン側のテーブル 面が、 前記仮想形成される球のほぼ中心と前記光源と を結ぶ線に対して垂直となるよう にする。 また、 よ り 好ま し く は、 ダイヤモン ドは上記仮想形成される球の 略中心に置かれる。 [0012] このよう にセッ 卜されたダイヤモン ドに対して光源 から光を当てる。 この光のうち、 ダイヤモン ドのク ラ ゥン側のカ ッ ト面で表面反射した光と、 ダイヤモン ド 内部に入射した後、 各カッ ト面での内部反射によって ク ラウン側に蔑された光とが前記スク リーン上に投射 され、 スク リ ーン上には各カ ッ ト面からの反射光によ る投射像が映し出される。 この投射像の数量、 分布、 色、 鮮明度等からダイヤモンドの輝き度を判定する。 [0013] ダイヤモン ドに理想的なブリ リ アン トカ ッ ト (強い 輝きを放つ良いカッ ト) がなされている場合、 すなわ ちダイヤモン ドがせい肉を落した理想的なプロポーシ ヨ ンを有し、 各カッ ト面がそれぞれ正しい方向を向い ている場合、 ダイヤモン ドに入射した大部分の光が各 カ ッ ト面で規則正し く反射 (内部反射) すると ともに 分光され、 ダイヤモン ドのクラウン側に戻ってく る。 このため、 このよ う なダイヤモン ドは最も強い輝きを 示し、 しかもダイヤモン ド内部での分光作用が良好で あるため、 ダイヤモン ド特有の美麗な虹色の輝きを示 す。 [0014] これに対し、 キャ ラッ ト重量 (石の重さ) のみを追 及したカツ 卜の粗雑なダイヤモン ドは、 余分なぜい肉 を残したプロポーショ ンを有し、 各カ ッ ト面は正しい 方向を向いていない。 このため入射した光は規則正し い反射ができず、 クラウン側に戻ってく る光の量も少 なく、 多量の光がパビリオン側に抜けて しまう。 この ため輝きは弱く 、 しかもダイヤモン ド特有の虹色の輝 きも生じにく い。 そ して、 本発明法においてスク リ ーン上に写しださ れた反射光は、 ダイヤモン ドが理想的なカ ッ ト (強い 輝きを放つ良いカ ッ ト) に近いほど、 [0015] ① 光の点の数が多く 、 [0016] ② 光の点の分布に規則性 (特に対称性) があ り、 且つ分布にまとま り がぁ リ (集約性がある) 、 [0017] ③ ダイヤモン ド特有の虹色を呈し、 [0018] ④ 光の像が鮮明である。 [0019] すなわち、 良いカツ 卜のダイヤモン ドの場合には、 光が規則正し く 内部反射してク ラ ウ ン側に戻されるた め、 スク リ ーンに投射される反射光は、 ダイヤモン ド を中心に放射状略 9 0 ° 前後の範囲に集約される。 そ して、 スク リ ーン上には、 各カ ッ ト面での内部反射に よる分光作用によ り、 多数の虹色の光の点 (最も輝く カ ッ トの場合、 1 5 0前後の光の点) からなる反射光 の投射像が映し出される。 また、 ダイヤモン ドは 8面 体を基本形と してカ ッ トされるため、 上記投射像は、 上記光の点が集合した 8つの集合体からなる対称的な 紋様となる。 しかも、 反射光の大部分はダイヤモン ド の内部反射で分光されたものであるため、 スク リ ーン に映し出される反射光は極めて美鼷な虹色を有してお り、 逆に分光し切れない白色系の光の割合は非常に少 ない これに対し、 悪いカツ 卜のダイヤモン ドの場合には、 ク ラウン側から入射した光のうち、 そのままパピリオ ン側に抜てしまう光の量が多いため、 分光されてク ラ ゥン側に戾る虹色の光の数が少ない。 しかも、 映し出 された紋様は、 上述したような規則性、 対称性に乏し い。 また、 反射光の集約性が悪く、 ク ラウン側 1 8 0 ° の範囲まで点々 とばらついた光が映し出される。 し たがって、 その光は弱く、 鮮明度も低い。 良いカ ッ ト と比較すると、 その光の数は 2 0〜 4 0 %も少なく 、 なお且つ、 内部反射によ り分光されて戾される光の量 が少なく、 クラウン面での反射光の占める割合が多い ため、 全体的に虹色の光が少な く、 白色系の光の割合 が多い。 [0020] このよう にスク リ ーン上に映し出される反射光は、 ダイヤモン ドのカ ツ 卜の良し悪しとその結果たる輝き 度を極めて良く反映したものとな り、 したがって、 ス ク リ ーンに映し出された反射光の投射像を 目視し、 光 の数量、 分布状態、 色彩、 鮮明度等を確認する こ と に よ り、 ダイヤモン ドの輝き度を容易に判定することが できる。 [0021] 以上の本発明において、 ダイヤモン ドの各カッ ト面 からの反射光がスク リーン面に鮮明に映し出されるよ う にし、 且つ映し出される各光の点の大きさ等を客観 的に比較 ' 判定するためには、 ダイヤモン ドとスク リ ーン面の各部とが、 なるべく等距離の関係にある こ と が好ま し く、 このため、 本発明ではスク リ ーンと して 凹曲面状のものを使用 した。 したがって、 このよう な 観点からは、 スク リーンは、 半球状又はそれに近い凹 曲面状のものを用い、 且つ、 ダイヤモン ドをその半球 面または凹曲面によ り仮想形成される球の略中心に位 置させることが最も好ましい。 また、 このよう にスク リ ーンを凹曲面状、 特に半球状とすることによ り、 視 覚的にも立体感をもってスク リ ーン上の投射像を観察 することができる。 また、 上述したよう に、 カ ッ トの 悪いダイヤモン ドの場合、 ダイヤモン ドからの反射光 はダイヤモン ドを中心と して放射状に広範囲 (場合に よっては、 ダイヤモン ドを中心と して 1 8 0 ° の範囲) に広がる傾向があ り、 このような反射光を映し す上 でも、 スク リーン面を半球状又はそれに近い凹曲面状 のものと し、 ダイヤモン ドをその半球面または凹曲面 によ り仮想形成される球の略中心に位置させるような 測定方法とするこ とが最も好ま しい。 [0022] また、 ダイヤモン ドからの反射光をスク リ ーン上に 鮮明に写しだすために、 通常、 スク リ ーンの凹曲面に よ り仮想形成される球の半径は、 ダイヤモン ドの直径 の 5〜 2 0倍程度が好ま し く、 特に、 1 0〜 1 5倍程 度が最も好ま しい。 [0023] 本発明の測定方法は、 暗室内で実施されるか、 また は測定手段を遮光手段で外光から遮蔽した状態、 例え ば測定手段をボッ クス内に納めた状態で実施される。 [0024] また、 以上のような方法に使用される本発明の装置 は、 凹曲面状のスク リ ーンと、 該スク リ ー ンの中央部 から光を発する発光手段と、 前記スク リーンの凹曲面 によって仮想形成される球のほぼ中心と前記発光手段 と を結ぶ線またはその延長線上においてダイヤモン ド を保持する保持手段とからなつており、 前記発光手段 が、 前記スク リ ーンの凹曲面によって仮想形成される 球のほぼ中心方向に光を投射するよう に構成されてい る。 [0025] 前記保持手段は、 ダイヤモン ドをスク リ ーンの凹曲 面によ リ g想形成される球の略中心に位置させるよう に構成することが好ましい。 また、 よ り好ま し く は、 スク リ ーンは略半球状に構成され、 且つ、 保持手段は ダイヤモン ドをスク リーンの半球面によって仮想形成 される球のほぼ中心において保持できるよう構成され る。 [0026] 本発明装置は、 暗室等で使用する場合には、 特刖な 遮光手段は必要ないが、 それ以外の場所で使用する場 合には、 何らかの遮光手段が必要になる。 このような 遮光手段を備え、 しかも持ち運びにも便利な装置とす るには、 スク リ ーン、 発光手段および保持手段をボッ クス内に鈉め、 ボックスにスク リ ーンを虢く ための靦 き六を設ける構造とする ことが好ま しい。 [0027] また、 本発明を実施するに当たって留意すべき点を 幾つか挙げる と、 まず、 虹色の美鼸な反射光を得るた めには、 光源と して、 なるべく太陽光に近い光線を出 すものが好ま しい。 また、 ダイヤモン ドに当てる光が 強過ぎる と、 ダイヤモン ド内部での分光作用による反 射光が十分鮮明に映し出されないため、 光源には光量 を調整できる機能を有するものを用いることが好ま し く 、 また、 石の大きさに応じて光量を調整することが 好ま しい。 さ らに、 ダイヤモン ドの周囲の部材からの 反射光がスク リ ー ンに映しだされるこ と 防止するた めには、 光源からの光線がなるべく ダイヤモン ドにの み当たるよう、 光線の怪を調整することが好ま しいが 光線の径がダイヤモン ドの径よ り も大きい場合でも、 光線が当たるダイヤモン ドの取付部を、 光の反射の少 ない色 (黒色系の色) と素材にしておけば、 ダイヤモ ン ド以外からの光の反射が防止され、 実用上問題はな い o [0028] 以上のよう に本発明によれば、 従来難しかったダイ ャモン ドの輝き度の判定を素人でも箇単に行なう こと ができる。 図面の簡単な説明 [0029] 第 1 図は本発明の第 1 の実施例に係る装置を示すも のであって、 装置を部分的に断面した側面図である。 [0030] 第 2図は本発明の第 2の実施例に係る装置を示すも のであって、 装置の縦断面図である。 [0031] 第 3図は本発明の第 2の実施例に係る装置を示すも のであって、 装置の正面図である。 [0032] 第 4図は本発明の第 2の実施例に係る装置を示すも のであって、 カバー体に開けられた揷入口を装置の内 側から見た図である。 [0033] 第 5図は本発明の第 2の実施例に係る装置を示すも のであって、 ダイヤモン ド固定台及びダイヤモン ド保 持台を装置の内部から見た図である。 [0034] 第 6図は、 ダイヤモン ド保持台の他の取付構造を部 分的に示す断面図である。 [0035] 第 7図は、 本発明の第 3 の実施例に係る装置を示す ものであって、 装置の縦断面図である。 発明を実施するための最良の形態 [0036] 以下、 本発明の実施例を説明する。 [0037] 第 1 図は本発明装置の一実施例および本発明方法の 実施状況を示すものである。 [0038] 図において、 1 は装置の基台であ り、 この基台 1 に スク リーン固定用の支柱 2が水平方向スライ ド可能に 装着されている。 該支柱 2は、 その下端に基部を有し、 この基部には長孔 2 a が設けられている。 この長孔 2 a には、 基台 1 に設けられたネジ孔と螺合するボルト 等の締付手段 l a が通され、 支柱 2は、 この締付手段 l a によ り基台 1 に固定される。 [0039] 支柱 2の上部には、 発光装置 4 が取付けられている。 支柱 2の上部に穿孔された孔にはボルト 3 が取付けら れており、 発光装置 4は、 その後端に有する雠ネジ部 に前記ボルト 3 を接続する ことによ り支柱 2の上部に 固定されている。 発光装置 4内には図示しない電源と 接続された電球 5 が設置されている。 [0040] 発光装置 4 の先端には、 内面が半球状のスク リーン 6 が装着されている。 このスク リ ーン 6の中央には、 電球 5 から発せられた光を半球状のスク リーン 6の中 心 (スク リ ーンの半球状内面によ り仮想形成される球 の中心) に向けて放射できるよう に穴 6 a が開けられ ている。 [0041] また、 発光装置 4内には、 六 6 a と適当な距離を隔 てて、 中心に孔 8 a が開けられた円板 8 が設置されて いる。 この円板 8は、 電球 5 の光がなるべく ダイヤモ ン ドにのみ当たるよう、 光線の径を規制する役目 をす る。 [0042] 基台 1上の前記支柱 2 と対向する位置には、 先端が ダイヤモン ドの保持手段であるダイヤモン ド固定台 7 が固定されており、 水平方向 (スク リ ーン 6方向) に 突出した先端 7 a にダイヤモン ド Aが固定できるよう になっている。 [0043] 前記ダイヤモン ド固定台の先端 7 a は、 前記支柱 2 の位置の調整によ り、 スク リ ーンの半球状内面によ り 仮想形成される球の略中心に位置できるよう になって いる。 [0044] なお、 スク リ ーン 6は、 ダイヤモン ド Aの大きさに 合わせて交換できるよう にすることが好ま しい。 [0045] 発光装置 4の電球 5は、 なるべく太陽光に近い光線 を出すものが好ましい。 また、 ダイヤモン ドに当てる 光が強過ぎると、 ダイヤモン ド内部での分光作用によ る反射光が十分鮮明に映し出されないため、 本実施例 では照度コン トロール装置 9 を備えている。 [0046] また、 本発明ではダイヤモン ド Aからの反射光のみ がスク リーン上に映し出されるのが好まし く、 ダイヤ モン ドの底部を透過した光がダイヤモン ドの装着部 [0047] (ダイヤモン ド固定台の先端 7 a ) で反射し、 この反 射光がスク リ ーンに映し出されたのでは、 ダイヤモン ドの輝きの正確な判定はできない。 このため、 ダイヤ モン ド固定台の先端 7 aであるダイヤモン ドの装着部 は、 光を吸収し易い色、 具体的には黒色系の色とする ことが好ま しい。 また、 特に ¾が反射しにく い黒色の 布等によ り構成することが最も好ま しい。 [0048] また、 本実施例では支柱 2 が基台 1上をスライ ドで きるよう に構成したが、 これに限定されるものではな く 、 例えば、 ダイヤモン ド固定台 7の方をスライ ドで きるよ う に構成してもよい。 [0049] 次に、 以上のような装置を用いた測定方法を説明す る。 [0050] スク リ ーンを交換できる.よう な装置の場合には、 ダ ィャモン ドの大きさ に合わせたスク リ ーン 6 を選択し、 これを装置に取付ける。 ダイヤモン ド Aを、 ク ラ ウン 側のテーブル面が電球 5 からの光線に对して垂直にな るよう にダイヤモン ド固定台 7 に取り付ける。 [0051] しかる後、 ダイヤモン ド Aの:位置が、 スク リーン 6 の半球状の内面によ り仮想形成される球の略中心にな るよう に支柱 2の位置を調整する。 すなわち、 支柱 2 を固定している締付手段 l a を緩め、 支柱 2 をスライ ドさせて位置調節した後、 締付手段 l a を締付けて支 柱 2 を基台 1上に固定する。 [0052] 装置を例えば暗室に置き、 発光手段である電球 5 を 点灯させ、 光をダイヤモン ド Aに当てる。 [0053] ダイヤモン ド Aに当てられた光のうち、 ダイヤモン ドのクラウン側のカ ッ ト面で表面反射した光と、 ダイ ャモン ド内部に入射した後、 各カ ッ ト面での内部反射 によってク ラウン側に戻された光とが前記スク リーン 6上に投射され、 スク リ ーン上には各カッ ト面からの 反射光による投射像が映し出される。 この投射像の数 量、 分布、 色、 鮮明度等からダイヤモン ドの輝き度を 判定する。 [0054] なお、 以上のような装置を使用するに当たっては、 装置全体を箱等で覆い、 該箱にスク リーンを観測でき るような窓を設けるよう にしてもよい。 [0055] 本発明装置は、 暗室等で使用する場合には、 特別な 遮光手段は必要ないが、 それ以外の場所で使用する場 合には、 何らかの遮光手段が必要になる。 このよう な 遮光手段を備え、 しかも持ち蓮びにも便利な装置とす るには、 スク リ ーン、 発光手段およびダイヤモン ド保 持手段をボックス内に取り付け、 このボッ ク スに内部 のスク リ ーンを覼く ための覼き穴を設ける構造とする ことが好ま しい。 [0056] 第 2図ないし第 5図は、 上記のような遮光手段たる ボックスを備えた本発明装置の実施例を示すものであ る。 図において、 1 0は前面 (一端) が開:放された箱体 であ り、 その閉塞された側の略中央には穴 1 1 が形成 され、 この穴 1 1 に筒体 1 3が接続されている。 この 筒体 1 3の内方には、 発光手段たる電球 1 4が設けら れている。 また、 電球 1 4の前面には、 電球の光を集 光してダイヤモン ドに当てるための凸レンズ 1 2が設 けられている。 前記電球 1 4は、 図示しない電源から 電力の供給を受ける。 [0057] 箱体 1 0の内部には、 中央に光を通過させる穴 1 5 を有する凹曲面状のスク リーン 1 6が設けられている このスク リ ーン 1 6は、 その中央裏面側に雌ネジ部を 有し、 箱体 1 0内部に突出した筒体 1 3先端のネジ部 に脱着可能に固定されている。 さ らに、 箱体 1 0内部 の上下左右の位置には、 先端にネジ部を有するネジ軸 1 7が固定され、 そのネジ部にはナッ ト 1 8、 1 9が 取付けられている。 そして、 スク リーン 1 6の上下左 右の端部が、 前記ナッ ト 1 8、 1 9によ リ挾持されて いる。 このような構成にょ リ、 ネジ軸 1 7に対するナ ッ ト 1 8、 1 9の位置を調整するこ と によって、 スク リーン 1 6の曲率が調節できる。 [0058] 2 0は、 前記箱体 1 0の開放部を閉塞するため、 箱 体に嵌合されるカバー体であ り、 その内側の略中央に は、 ダイヤモン ドを保持できるよう に構成された着脱 式の取付台 2 1 が装着されている。 この取付台 2 1 の 前面も、 ダイヤモン ドの底部を透過した光が反射しな いようするため、 光を反射しない黒色系の色の素材で 構成することが好ましい。 [0059] 箱体 1 0 とカバー体 2 0 とは、 間隔調節機構によ り 互いの間隔を調節できるよう になつている。 この機構 は、 箱体 1 0の四隅のフランジ部 2 3 に形成されたネ ジ六 2 2 と、 カバ一体 2 0の内側の四隅に回転自在に 設けられ、 先端が前記ネジ穴 2 2に螺合した調整ボル ト 2 4 と、 該調整ボル卜 2 4 に固着されたスプロケッ トギア 2 5 と、 該 4つのスプロケッ トギア 2 5 に卷回 された連結チヱ一ン 2 6 と、 カバー体 2 0の外側にお いて、 調整ボルト 2 4のう ちの一つに連結された回転 つまみ 2 7 とからなっている。 [0060] また、 カバ一体 2 0 には、 観察者がボッ クス内部を 覼く ための覼き穴 2 8 が設けられている。 [0061] カバー体 2 0の前面の略中央には、 唣円形の揷入口 3 0 が形成されている。 取付台 2 1 は、 前記揷入口 3 0 に嵌挿される着脱式の固定台 3 2 と、 該固定台 3 2 に設けた穴に嵌合されるダイヤモン ド保持台 3 3 とか らなっている。 [0062] 第 4図に示すよう に、 前記揷入口 3 0 には、 その周 緣に切欠 3 4 が複数設けられると ともに、 該周縁近傍 のカバー体裏側にはネジによ り構成されるス トツパ一 3 5設けられている。 [0063] 固定台 3 2の周縁には、 第 5 図に示すよう に、 前記 切欠 3 4内に揷入可能な突起 3 6 、 3 7 、 3 8 が設け られている。 これら突起は、 固定台 3 2 を揷入口 3 0 に揷入した際、 カバー体 2 0の裏側に位置する。 これ ら突起は、 固定台 3 2 を挿入後、 回転させる こ と によ リ、 カバー体 2 0の裏面と係合し、 さ らに、 ス ト ッパ 一 3 5 が突起 3 6等に設けた溝に嵌合する。 これによ リ、 固定台 3 2 がカバー体 2 0 に固定される。 [0064] 固定台 3 2 に嵌合される円筒状のダイヤモン ド保持 台 3 3 は、 その中心よ りずれた位置に、 ダイヤモン ド 付きの指輪を装着するためのスリ ツ ト 3 9 を 2箇所に 有している。 この 2つのスリ ッ トは、 本実施例では保 持台の周方向で所定角度ずれた位置に設けてある。 [0065] なお、 ダイヤモン ドの保持手段は、 上記のようなス リ ッ 卜に限定されるものではな く 、 例えば、 裸石を挟 持する形式の保持手段や、 裸石をベッ トの上に置き、 上からガラス板等で押さえる形式の保持手段等、 任意 の形式のものを採用するこ できる。 [0066] 以上述べた装置の使用方法を説明する。 ダイヤモン ド保持台 3 3 のスリ ッ 卜 3 9 に測定対象であるダイヤ モン ド A (指輪) を装着し、 ダイヤモン ド保持台 3 3 を固定台 3 2の六に嵌揷する。 ダイヤモン ドの大きさ に合わせてスク リーンの曲率を調整する。 次に、 箱体 1 0 およびカバー体 2 0間の距離を回転つまみ 2 7 を 回すこ と によ り調整する。 しかる後、 電球 1 4 を点灯 し、 覼き穴 2 8 からスク リ ーン 1 6 を観察しつつ、 ス ク リ ーン上に映し出されるダイヤモン ドの反射光の鮮 明さ を、 回転つまみ 2 7 を回転するこ と によ リ微調節 する。 [0067] このような調整後、 スク リーンに映し出された光の 点の数、 分布、 色、 鮮明度等を覼き六 2 8 から観察す るこ と によ り ダイヤモン ドの輝き度を判定する。 なお、 本実施例では、 2つのダイヤモン ドをダイヤモン ド保 持台 3 3 に取り付けておき、 ダイヤモン ド保持台 3 3 を回転させることによ り、 2つのダイヤモン ドを相前 後して観察することができる。 [0068] なお、 カバー体と箱体 1 0 との間隔の調節機構は、 本実施例のものに限定されるものではなく 、 例えば、 カバ一体 2 0 と箱体 1 0 との間にベアリ ングを装着し たスライ ド機構によ り両者の間隔を調整するよう にし たり、 箱体 1 0の外周にカバー体 2 0 を螺合させるよ うな構成と してもよい。 [0069] 第 6図は、 ダイヤモン ド保持台 3 3 を固定するため の構造の他の実施例を示すものである。 この実施例では、 ダイヤモン ド保持台 3 3 をカバー 体 2 0 に設けられた揷入口 ¾ 0 に直接嵌合させるよう にしている。 ダイヤモン ド保持台の下部には、 下記す るス トッパーを嵌合させるための嵌合溝 3 3 a が形成 されている。 [0070] カバー体 2 0下部には長穴 2 0 a が設けられ、 この 長穴 2 0 a の裏側に、 板状のス トッパー 4 4 が配され ている。 このス 卜 ッ ノヽ。一 4 4はスプリ ング 4 6 によ り 上方に付勢されている。 前記長穴 2 0 a にはレバー 4 2 が挿入され、 その端部がボルト 4 0 によ り前記ス ト ッパー 4 4 に固定されている。 前記ス トッパー 4 4は スプリ ング 4 6 に付勢されること によ り、 その上端が ダイヤモン ド保持台の嵌合溝 3 3 a に嵌合し、 ダイヤ モン ド保持台 3 3 をカバー体 2 0 に固定する。 [0071] ダイヤモン ド保持台 3 3 を取り外すには、 レバー 4 2 をスプリ ング 4 6の弾性力に杭して押し下げ、 ス ト ッパー 4 4の上端をダイヤモン ド保持台 3 3 の嵌合溝 3 3 a から外す。 これによ り、 ダイヤモン ド保持台 3 3 の抜き出しが可能となる。 [0072] 第 7図は以上のようなダイヤモン ド保持台を有する 装置の一実施例を示すものである。 [0073] この実施例では、 箱体 1 0 とカバー体 2 0は、 それ ぞれの外周と内周に形成されたネジ部 4 8、 5 0 によ り蟏合され、 カバー体 2 0 を箱体 1 0 に対して適宜回 転させるこ と によ り 、 カバー体 2 0 · 箱体 1 0間の間 隔を調整できるよう にしている。 [0074] また、 発光装置を構成する電球 1 4は箱体 1 0の内 側に突設された筒部内に設けられ、 スク リ ーン 1 6は この筒部の先端に脱着可能に取付けられている。 産業上の利用可能性 [0075] この発明の判定方法および装置は、 ダイヤモン ドを 取引する際、 そのカッ トの良し悪し、 輝きの程度を判 定するための手段と して利用される。 特に、 宝石店の 店頭において、 購買者がダイヤモン ドのカ ツ 卜の良し 悪し、 輝きの程度を判断する上で有用なものである。
权利要求:
Claims請求の範囲 ( 1 ) 凹曲面状のスク リーンと、 該スク リ ーンの中央 部から光を発する光源と を備えた手段を用い、 前 記スク リーンの凹曲面によって扳想形成される球 のほぼ中心と前記光源と を結ぶ線またはその延長 線上にダイヤモン ドを置き、 光源から前記ダイヤ モン ドに対して光を当てる こ とによ リ、 ダイヤモ ン ドの各カ ツ ト面で反射した光を前記スク リ ーン 上に投射させ、 この投射像の数量、 分布、 色、 鮮 明度等からダイヤモン ドの輝き度を判定するこ と を特徴とするダイヤモン ドの輝き度の判定方法。 ( 2) ダイヤモン ド を、 スク リーンの凹曲面によって 仮想形成される球のほぼ中心に置く こ と を特徴と する請求の範囲(1 )に記載のダイヤモン ドの輝き度 の判定方法。 ( 3 ) 略半球状のスク リ ーンを用い、 ダイヤモン ドを スク リ ーンの半球状面によって仮想形成される球 のほぼ中心に置く こ と を :特徴とする請求の範囲(1 ) に記載のダイヤモン ドの輝き度の判定方法。 (4) 凹曲面状のスク リ ーンと、 該スク リ ーンの中央 部から光を発する発光手段と、 前記スク リ ーンの 凹曲面によって仮想形成される球のほぼ中心と前 記発光手段と を結ぶ線またはその延長線上におい てダイヤモン ドを保持する保持手段とからな り、 前記発光手段が、 前記スク リ ーンの凹曲面によつ て仮想形成される球のほぼ中心方向に光を投射す るよう に構成されているダイヤモン ドの輝き度判 定装置。 (5) 保持手段が、 ダイヤモン ドをスク リーンの凹曲 面によって仮想形成される球のほぼ中心において 保持できるよう構成されている請求の範囲(4)に記 載のダイヤモン ドの輝き度判定装置。 (6) スク リ ーンが略半球状であ り、 保持手段が、 ダ ィャモン ドをスク リーンの半球状面によって仮想 形成される球のほぼ中心において保持できるよう 構成されている請求の範囲(4)に記載のダイヤモン ドの輝き度判定装置。 (7) スク リ ーン、 発光手段および保持手段がボッ ク ス内に設けられ、 該ボックスには、 ボッ クス外部 からスク リ ーンを覼く ための虢き穴が設けられて いる請求の範囲(4)、 (5)または(6)に記載のダイヤ モン ドの輝き度判定装置。 (8) スク リーンの凹曲面によって仮想形成される球 の半径が、 測定対象たるダイヤモン ドの直径の 8 〜 2 0倍である請求の範囲(4)、 (5)または(6)に記 載のダイヤモン ドの輝き度判定装置。 ( 9) 前面が開放した箱体と、 中央に孔を有し、 前記箱体の内方に設置される 凹曲面状のスク リーンと、 前記箱体前面の開放部を閉塞し、 且つ前記スク リ ーンと の距離が調節可能であるカバー体と、 該カバー体内側の咤中央に設けられるダイヤモ ン ド取付手段と、 前記スク リーン中央の孔の背後に設置され、 前 記ダイヤモン ド取付手段方向に光を放射する発光 手段とからな リ、 前記カバー体に靦き穴が設けられていること を 特徴とする請求項 (4 ) に記載のダイヤモン ドの輝 き度判定装置。 ( 10) スク リ ーンの凹曲面の曲率を変更する手段を有 している請求項(9)に記載のダイヤモン ドの輝き度 判定装置。
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同族专利:
公开号 | 公开日 JPH03231143A|1991-10-15| AU7213791A|1991-09-03|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1991-08-22| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AU CA KR US | 1991-08-22| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): BE CH DE FR GB | 1992-12-06| NENP| Non-entry into the national phase in:|Ref country code: CA |
优先权:
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